子どもにとってのガムはお菓子感覚ですが、大人にとってガムはどういった存在でしょうか?

口臭予防のため・・・

口さみしいから噛む・・・

気分転換に噛む・・・

など人によってそれぞれでしょう。

実はガムは、「むし歯予防にとても有用」なものだってご存じでしたか?

もちろん無糖のもので、もっと言うならキシリトール配合のガムになりますが……

ではなぜガムを噛むことが虫歯の予防につながるのかみていきましょう。

歯に良い成分が配合

市販されるガムの中に、キシリトールやリカルデント、ポスカが配合されたものを見かますね。

まずキシリトールですが、これはかなり浸透しているため、キシリトールがむし歯予防に効果があることは、たくさんの方がご存じだと思います。

キシリトールの主な効果は、プラークを減らし再石灰化を促進することです。

ただし、キシリトールガムを選ぶときには注意が必要です。

大前提として、発酵性の甘味料(砂糖など)を含んだガムはNGです。

そして含有量が50%以上のガムを選ぶと良いでしょう。当然キシリトールの濃度が濃ければ濃いほどよいので、歯医者で用意されているキシリトール100%のガムが理想かもしれませんね。

次にリカルデントですが、これは脱灰を抑制することが期待できます。さらに再石灰化のときに吸収されやすく、酸の抵抗力を高めることが期待できます。

最後にポスカですが、ポスカは酸性に傾いた口内を中性に近づけて、歯に必要なカルシウムを効率よく届け、初期むし歯を再結晶化します。

歯科用のポスカは、むし歯予防にプラスして、初期虫歯を修復することも期待できます。

唾液の分泌を促進

そして大切なのがガムを噛むコトは、唾液の分泌を促進することです。

唾液の働きについては、「虫歯になりやすい食生活は?」でもご紹介していますが、復習を兼ねて簡単説明すると・・・

  1. 洗浄=汚れを洗い流す
  2. 抗菌=プラスの定着を防ぐ
  3. 緩衡=酸を中和する
  4. 抗脱灰=再石灰化を促進

主に上記の4つが考えられます。

すべてが虫歯になりづらい環境を作るため、唾液がとても大切なものということは明白です。

最後にガムの噛み方ですが、ちょっとしたコツというかポイントがあります。

それは時間をかけてよく噛むかことです。

味がなくなるとすぐに捨ててしまう方も多いのですが、味がなくなっても10分、20分とよく噛むことが大切です。

ガムを噛んでいるときは唾液の分泌が増えて、歯が再石灰化を行っている状態になります。

そしてこの状態はむし歯ができづらい環境と言えますので、ガムをよく噛んで積極的にこの環境を作ってみてはいかがでしょうか?

ただしガムの種類によって適量はありますので、食べ過ぎにはご注意下さい。